SOSU(素数)を世界共通語に!

数字に関することを自由に書いていきます。

三角数と三角錐数

#9

 

今回は、三角数三角錐数について紹介します。

 

難しそう?

 

いいえ、全然難しくありません。どうして「三角」や「三角錐」という名前がついているかは、これから説明する内容でおわかりいただけるはずです。

 

三角数

 

三角数とは、1からnまでの自然数の和(=合計)のことです。

 

具体例は、以下の画像をごらんください。

 

f:id:NumberMania:20190803144655p:plain

形が三角形です

1+2=

1+2+3=

1+2+3+4=10

 

などは三角数です。上の図から、三角数と呼ばれる理由がおわかりいただけると思います。

 

それ以降の三角数を挙げると、

 

15、21、28、36、45、55、66、78、91、105、120…

 

と続きます。

 

実は、三角数は3を除いて素数ではありません。なぜなら、以下の等式が成り立つからです。高校数学の数列の授業で出てきましたね。

 

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高校数学の数列で出てきました

nとn+1のどちらかは偶数なので、n/2または(n+1) / 2が整数になります。

 

つまり、1+2+…+nはnまたはn+1の倍数になるのです。

 

実際、次のように奇数の倍数になっていることがわかります。

 

1+2=

1+2+6 → の倍数(n=3に対応)

1+2+3+10 → の倍数(n+1=5に対応)

1+2+3+4+15 → の倍数(n=5に対応)

1+2+3+4+5+21 → の倍数(n+1=7に対応)

1+2+3+4+5+6+28 → の倍数(n=7に対応)

 

三角数は、1から小さい順に数字を足していけば求めることができます。頭の体操だと思って、ぜひ計算してみてください。

 

最後に私が好きな三角数を2つ紹介します。

 

300 (1+2+…+24) → キリが良いですね。

666 (1+2+…+36) → ゾロ目です!

 

三角錐

 

もうひとつ、三角数に加えて知っていただきたいのが、三角錐です。

 

三角錐1から小さい三角数を順番に足していったものです。これも、図を見てイメージしていただければと思います。

 

f:id:NumberMania:20190803144639p:plain

三角錐を上から見ています

1、3、6は、上で紹介したように三角数でした。これらを順番に足していくと、三角錐のような形が出来上がるのです。

 

1+3=

1+3+6=10

1+3+6+10=20

 

などは三角錐数です。上の図から、三角錐数と呼ばれる理由がおわかりいただけると思います。

 

ちなみに、四角数や五角数というものもあります。

 

四角数とは、以下の図を見れば分かる通り…

 

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平方数!

前回投稿した平方数です。

 

numbermania.hatenablog.com

 

四角数=平方数ということですね。当然、四角錐数もあります。

 

 

 

いかがでしたか?

 

図形をイメージすると、三角数三角錐がどういうものかがおわかりいただけたと思います。

 

これらの数も、身近にはたくさんあります。ぜひ探してみてください。

 

数字に面白さを見出しましょう!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

【補足】 

 

三角数について興味のある方は、以下のサイトがおすすめです。

 僕もこのサイトは時々見ています。

mathtrain.jp

 

Instagramもご覧ください。数字に関する投稿をしています。

 

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numbermania.hatenablog.com

 

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(近日公開予定)